一般社団法人サトヤマカイギとは
一般社団法人サトヤマカイギは、石川県白山市白峰地域という豊かな自然・文化を有するも、解決が困難な社会課題を有し持続していくことが難しい地域で発足しました。地域が抱える問題に対して直線的に解決に取り組むのではなく、世代や分野の垣根を超えたオープンな場を設け、様々な人・文化・自然の繋がりの中で持続可能なエコシステムを創出する取り組みを推進しています。
この取り組みにより、白峰地域では、これまで縁もゆかりもなかった大手企業やベンチャー企業が、地域と共に出資し、築100年を超える古民家が立ち並ぶ町場のような景観をもつ地域全体を「経済・環境・社会の調和を学ぶ教育先端都市」へとトランスフォームするためのまちづくりの会社を発足するに至っています。これらの実績が評価され、かつ口コミで広がり、今では複数の自治体から声がかかるほどに実績を上げています。
新たな社会を切り開く学生コミュニティ「サトヤマミライカイギ」
サトヤマカイギが展開するエコシステムは、従来の経済合理性を追求する価値観だけではなく、経済・環境・社会の調和を図る価値観を大切にしています。古くから日本に伝わる自然と調和した地域の営みをリスペクトし新たな社会を切り開く。そのキーパーソンが、全国の学生が参画するコミュニティ「サトヤマミライカイギ」です。
このサトヤマミライカイギに参画する学生は、テクノロジーの分野でとがった技術を有する学生や、地域創生に対して強い思いを抱く学生、さらにはアートの領域で新たな社会の創造に取り組む学生など、様々な分野の学生が参画しています。学生は個々の思いやスキルを高めると共に、毎週月曜に行われるコミュニケーションの場で、交流プログラムやイベントを定期的に企画・開催し、その交流を通じて新しい社会の創造に向けた自身のビジョンを明確にしていきます。
プロジェクトリーダーの選抜!
明確なビジョンを描いた学生は、サトヤマカイギが主催するパートナーシップフォーラムの場で、企業や地域の方々に対してその思いを伝えます。サトヤマカイギが連携するメンターの方々からのアドバイスや訪れた企業の方々からのコメントを踏まえ、サトヤマカイギが展開する地域とのマッチングを行い、プロジェクトならびにプロジェクトリーダーが選抜されます。現在、まちづくり、アート、テクノロジーの分野から、6名のプロジェクトリーダーが選抜されました。
本事業の活動フィールドとして位置付けている、石川県白山市白峰地域、島根県隠岐郡海士町、静岡県焼津市等とプロジェクトの調整やミートアップを行う中で、地域の若者の参画やその活動をサポートする地域事業者や企業の参画も踏まえ、正式にプロジェクトが発足します。