AKATSUKIブログ

2024年10月 Kochi Youth Startup Summit(KYSS)開催レポート

10月19日 KYSS開催

2024年10月19日(土曜日)、高知大学で「Kochi Youth Startup Summit(KYSS)」が初めて開催されました。本イベントは、若者たちの革新力を応援し、地域社会に新たな風を吹き込むことを目的に構成されています。

第1部 オープニングイベント
最初のセッション「わらしべチャレンジ」では、段階的な目標達成の思考法を体験。1万円を元手に4週間で100万円を生み出すためのアイデアを考え、実行プランを練るという内容でした。

第2部 ビジネスアイデア編
続くセッションでは、12組の若者たちがビジネスアイデアを披露。中高生から大学生まで、多様なバックグラウンドを持つ参加者が情熱を込めたプレゼンを行い、審査員や観客を魅了しました。
次代のAKATSUKIプロジェクト採択を狙うべく白熱したピッチが行われました。

メインイベント「AKATSUKIプロジェクト採択者によるピッチ」

第3部 事業スケール編 - AKATSUKIプロジェクト採択者によるピッチ
本サミットのメインイベントは、高知県の学生アクセラレーションプログラム「AKATSUKIプロジェクト」採択者によるピッチセッションでした。このプログラムは、地方の未来を担う若手人材を発掘・育成し、社会課題を解決するアイデアを形にするものです。

6名の採択者が、それぞれのビジョンとプロジェクトの進捗を発表。専門メンターによる支援を受けた成果が色濃く反映されたプレゼンは、地域の課題解決を目指す熱意と斬新な発想に溢れていました。

例えば、AEDの使用率向上を目指す「スマートグラス×AEDプロジェクト」では、緊急時の操作方法や設置場所を視覚化する仕組みを提案し、AED利用率の低さ(4.3%)という課題に対応しました。また、クルーズ船観光客向けに地元飲食店との連携を図るフードデリバリーサービス「Novak」は、観光体験の質向上を目指し、地元経済の活性化にも寄与する取り組みです。

さらに、過疎地の配送問題を解決するための「ドローン配送プロジェクト」は、効率的かつ持続可能な物流システムの構築を提案しました。災害時の医薬品輸送や被災情報収集にも役立つ技術として、現地の課題解決と未来志向を融合させた取り組みが評価されています。

参加者からは、「地域のリアルな課題に向き合う姿勢が刺激的だった」「斬新な発想が自分の視野を広げた」といった声が多く寄せられ、これらのプロジェクトが与えた影響の大きさがうかがえます。

次世代のAKATSUKIプロジェクト候補への期待

第4部 学生起業家ラーニング
最後に、学生起業家である株式会社Polyuse代表取締役・大岡航氏による基調講演が行われました。実体験をもとにしたリアルな起業ストーリーは、学生たちに多くの学びと気づきを与えました。

イベントを通じて
KYSSは、「スゴイ学生(ヤツ)」たちが互いに刺激を与え合い、可能性を広げる場として大成功を収めました。特にAKATSUKIプロジェクトの存在感が際立ち、地域社会の未来を託せる人材の輩出を後押ししています。

次回以降のKYSSにも、大いに期待が寄せられます。

一般社団法人高知イノベーションベース 過去の活動レポート一覧

2024年12月
AKATSUKIブログ一覧へ
トップページはこちら