フィールドワーク合宿の目的
NOTOBIRAのプロジェクトMissionは、「デジタルテクノロジーを活用した能登地域の復興とミライ社会の実現」です。能登の復興と石川県全体の過疎、2つのテーマから10年後に起こりうる地域課題の解決を目標としてプロジェクトは進行しています。プロジェクトを進めるうえで、現場を見ることは、採択クリエイターがニーズを正確に把握し、何を作るべきかを理解するために重要です。合宿を通してプロジェクトの基礎を固め、アイデア実現への第一歩を踏み出してもらいます。
NOTOBIRAとは?
能登半島地震によって引き起こされた”先行して訪れた地方の社会課題”。これは、これからあらゆる過疎地域で起こることが考えられます。
NOTOBIRAでは、「デジタルテクノロジーを活用した能登地域の復興とミライ社会の実現」をミッションに能登の復興と石川県全体の過疎、2つのテーマから10年後に起こりうる地域課題の解決を目指します。
また、事務局である株式会社AsianBridgeは、ITソリューションの開発を行っている企業です。採択者クリエイターの技術的サポートを自社の開発陣がバックアップしています。
合宿1日目
合宿1日目は、NOTOBIRAメンターの株式会社ビーイングホールディングス代表取締役の喜多様からの講義から始まりました。(株式会社ビーイングホールディングスのWebサイト:https://being-group.jp/)講義は、「ビジネスモデル」を中心とした内容でした。ビジネスモデルキャンバスやバリュープロポジションキャンバスを用いた採択クリエーターのビジネスモデルの可視化を行い、ふんわりとしたアイデアから実現・実行可能なプロジェクトに落とし込むことも行いました。
講義のあとはNOTOBIRAメンターの株式会社アイ・オー・データ機器代表取締役会長の細野様の講義を聞きました。(株式会社アイ・オー・データのWebページ:https://www.iodata.jp/)アイ・オー・データ創業のお話を中心にどのように事業が大きくなっていったのか、大切にしている考え方をお聞きしました。講義の後は、アイ・オー・データさんの社内を見学させて頂き、最新の製品やサービスに触れさせて頂きました。
1日目の最後は、PM・メンターも含めた採択クリエーターの交流会を行いました。お互いがどんなアイデアを持っているのか、どんな問題を解決したいのかを共有しました。PM・メンターの方からのメッセージやアドバイスも自然と生まれておりプロジェクトを進行する上での推進力となりました。
合宿2日目
合宿2日目は、実際に能登半島を訪れPMの合同会社CとHのCEO 伊藤様アテンドのもと被災地や過疎地の現状を体感しました。(合同会社CとHのWebページ:https://www.oknotobridge.com)初めに輪島を訪れ、朝市や倒壊した建物を見ました。
少し移動をし珠洲にあるCとHさんが運営しているコワーキングスペースの『OKNO to Bridge』にてアステナホールディングス株式会社の岩城様とCとHの伊藤様の講義を受けました。岩城様からは、発災から今までずっと復興に注力されているお話や能登に本社機能を移転した理由などをお聞きして、能登の魅力・復興の第一線についてのお話を受けました。伊藤様からは、能登で今何が起こっているのかというお話を復興と過疎の両面からお聞きしました。
その後、1日目に作成したバリュープロポジションキャンバスを、2日目の内容を踏まえブラッシュアップしました。
合宿を終えて
今回の合宿を通じて、能登地域の現状を直接体感し、それに基づくプロジェクトの方向性を見出すことができました。採択クリエイターたちは、現地での経験をもとに各自のアイデアをブラッシュアップし、次のステップへのモチベーションを得たと感じています。今回の経験を糧に、能登の復興と持続可能な未来社会の実現に向けて、各クリエイターが主体的にプロジェクトを推進し、プロジェクト実現へとつなげていきます。