八合目会議 開催いたしました!
11月18日(土)と19日(日)に、ミライエ長岡にて八号目会議を開催しました。
9月から始まった新潟版未踏的人材育成事業ETSUZANも、残すところあと60日余り。
9月に行われたブースト会議から2か月が経過し、この間クリエイターの皆さんはPMを中心にアドバイスを受けながら着実に開発を進めてきました。
登山に例えると八号目は、頂上までの距離はあとわずかなものの、険しい道のりが続く、最も長く大変な場所。
クリエイターの皆さんもまた、1月に行われる成果報告会に向けて開発を進める中でさまざまな葛藤や課題に直面しています。
八号目会議では、クリエイターのみなさんによる現況報告から始まり、ゲストメンター等によるインプット、開発アドバイスを通して成果報告会に向けた心構えを身につけ、実りのある時間となりました!
そんな八号目会議の様子をお伝えします。
▶︎▷八号目会議スケジュール
・1日目 11/18(土)
12:00 オープニング
12:10 各チーム進捗報告
13:10 インプット
14:35 開発
18:50 1日目クロージング
19:00 交流会
・2日目 11/19(日)
9:30 オープニング
9:40 インプット
10:30 開発
12:00 昼食
13:00 PMとクリエイターのミーティング
16:00 2日目クロージング
16:30 終了
1日目 各チームからの進捗報告/ゲストメンターからのインプットPart1/開発セクション~交流会
〈各チームからの進捗報告〉
各チームによる進捗報告では、2か月間に渡る開発期間の成果を発表しました。
開発したデバイスを展示会に出展したチーム、実証実験を重ね企画や方向性の見直し、ブラッシュアップを着実に行ってきたチーム、山林に入りユーザー体験をしたチーム等・・
限られた期間の中でいかに真摯に企画に向き合ってきたかが伝わる熱い発表でした。
それに答えるように、公開メンタリングではゲストメンターによる熱の入った鋭いコメントが飛び交いました。
短い期間で具体化してきたことを評価するコメントの一方で「なぜ、この企画・サービスが有用だと思ったのか」という原点に立ち返ることで方向性の再確認をすることの必要性や、実用性のあるサービスを実現するための方法・手段についてなど、貴重なコメントをたくさんいただきました。
〈ゲストメンターからのインプット Part1〉
続いて、本日のゲストメンターで未踏アドバンスドPMの藤井彰人氏と未踏ジュニア代表の鵜飼佑氏からお話いただきました。
藤井氏からは、実証を重ねユーザーの反応に真摯に向き合うことのループが企画の価値を高める上で重要であることなどをお話しいただきました。また「成功体験だけでなく、失敗体験こそが再現性があり、その後の人生に役立つ」と自身の経験を踏まえたお話しをいただきました。
鵜飼氏からは、成果報告会に向けての心構えについてお話いただきました。
成果報告会に向け逆算し、やりたいことを洗い出し「ここまでできたらすごい」という期待値を作ることでメンタルを保つことが重要、といった未踏経験者ならではのクリエイターに寄り添った視点からお話しをいただきました。また「未踏の時間を最高に楽しもう!価値はユーザーが決めること。卑下することはない。胸を張って自分のサービスを自慢しよう!」の熱いコメントが心に響いたクリエイターは少なくありません。
ゲストメンターからの話を聞いたクリエイターからは
「失敗を恐れずにサービスのブラッシュアップにつとめていきたい」
「成果報告会では自身のサービスに自信をもって発表したい」
といった熱い感想が寄せられました。
〈開発セクション~交流会〉
15時からは、前半の公開メンタリング、ゲストメンターからのインプットを踏まえた開発の時間です。
普段なかなか会えないゲストメンターからのアドバイスを真剣に聞き入ります。
1日目の最後は、夕食を兼ねた交流会を開催!
未成年の方もいるのでソフトドリンクで乾杯です。
ゲストメンターの皆さまや仲間同士と交流ができ、クリエイターが緊張しながらも楽しい時間となりました!
2日目 ゲストメンターからのインプットPart2/開発セクション
〈ゲストメンターからのインプット Part2〉
2日目は、3人目のゲストメンターからのインプットスタートです!
元Cuborex代表の寺嶋さんは、ご自身がまさに長岡で起業されて、雪の上でも畑でも走れる自分で作れるレゴのようなロボット「Cuborex」を製作されました。
作りたいものを作るには、起業しかなかった、学生起業のメリットデメリットを踏まえたトーク、そして「自分にとって欲しいもの、自分が心の底から作りたいと思うものを”徹底的に”作る」という話をいただきました。
続いて、未踏経験のある事務局メンバーから、2011年に未踏に応募した際のプレゼンの共有、未踏を活かして起業したことの話をインプット。成果報告会に向け、このETSUZAN期間をどう活かしていくか考えながらクリエイターも耳を傾けます。
最後のインプットは、PMのお一人でもあります本間さん。
ビジネス用途で使用されることの多いAkerunですが、最初は家庭向けで開発がスタート。そこからプロダクトマーケットフィットされるまでの間の秘話をここだけの話として語ってくれました。
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自分の作りたいものを作るのか、メンターのアドバイスをどのくらい取り入れるのか、マーケットへのヒアリングはどうするか・・・悩ましいですね〜!
〈開発セクション〉
そんなインプットが終わると、昼食を経て、最後の開発時間です。
ホワイトボードを活用したディスカッションや、実際にコードを叩きながら開発するチーム、プロダクトのテストを行うチームなど様々。オフラインで同じ環境で開発する仲間がそばにいることで、やる気も上がります。
最後には、クリエイター、PMから一言ずつコメントをもらって八号目会議が終了しました!
参加者の声と今後の予定
参加者の皆様からは
- ゲストメンターからの発表を聞いて、成果報告会への心構えができた。
- 他のチームとの交流もあり刺激になりました
- 経験豊富で普段は会えないような方々からフィードバックを頂けて良かったです。
- クリエイター同士の交流も盛んに行えて良かったです。
- 開発多めでかつ交流がたくさんできたのは本当に良かったです。
といったコメントをいただき、各々実りある八合目会議になったのではと感じております。
各チームからのメッセージはこちらをご覧ください
(https://etsuzan.org/posts/creator-infomation)
次回は1月13日14日に新潟駅前NINNOで成果報告会合宿を開催します。
14日の成果報告会本番には、クリエイター各チームのプレゼンを現地やオンラインで皆様にお届けします。
観覧のお申込みについては下記のURLをご覧ください(現地、オンラインどちらもご観覧いただけます)。
【成果報告会の予定】
2024年1月14日(日) 成果報告会(@NINNO新潟イノベーション拠点施設)
観覧申し込みページ:https://etsuzan2023.peatix.com/
新潟から始まった若者たちの熱き挑戦、最後まで皆様に応援いただければと思います。