節目の「現時点」を共有する、中間報告会
2025年11月29日(土)、愛媛大学メディアホールにて「中間報告会」を開催しました。
本会は、採択者がこの期間に積み重ねてきた検証・開発の成果を、「進捗状況」「取組み内容」「今年度目指すゴール」という軸で共有する機会です。
当日は全10組が登壇し、それぞれのプロジェクトの現在地と、年度後半に向けた方針を発表しました。
当日の流れ
当日は以下のスケジュールで進行しました。
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13:30〜13:40:開会・主催者挨拶
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13:40〜14:45:報告会(前半)
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14:45〜15:00:休憩
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15:00〜16:00:報告会(後半)
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16:00〜16:25:経済産業省から未踏事業紹介/事務局お知らせ
発表は1組8分を基本とし、メインメンターの報告や連携企業からのコメントも含めて、1組あたり13分程度で実施しました。
登壇チームの発表(1~5組)
チーム①(愛媛大学 船部) 高精度な環境データを自動収集する無人小型船を開発。センサー表示の実装に続き、今年度は玉川での実証実験にて、位置情報取得や水深・波高の実測、誤差補正に取り組みます。
チーム②(愛媛大学 永易和弥さん) 「マインクラフト」で造船業を体験できる場を開発し、3Dデータの出力まで完了。今年度はモデル修正に加え、鬼ごっこや船内ワープ等のゲーム企画を実装します。
チーム③(神山まるごと高専 大下温人さん) 高信頼・低コストな環境データ計測船を開発。船体設計等を終え、今年度は「自動で目的地へ向かい、データ収集後に自動帰還する」プロセスの実現を目指します。
チーム④(神山まるごと高専 今泉心寧さん) 倉庫内パレットの物流記録を作成するプロジェクト。今年度は方向性を見直し、「人・荷物・動線」の関係性を可視化するマップデザインの試作を行います。
チーム⑤(神山まるごと高専 杉浦由莉子さん) 仮想空間での災害・接客シミュレーションを開発。撮影等の準備を経て、今年度は空間内の自由移動やゲーム性向上、学生・社員合同ワークの作成を目指します。
登壇チームの発表(6~10組)
チーム⑥(弓削商船高専 瀬川悟さん) 転倒事故を即座に検知・確認する現場用安全監視システムを開発。双方向通信可能な試作品を完成させ、今年度は腕時計型デバイス化と熱中症予防機能の実装を目指します。
チーム⑦(関西大学 井下敬翔さん) 集団対話での意見抑圧を検知・介入するシステムを開発。AI判定モデルの作成・検証を進めており、今後はデータ品質向上やモデルの洗練、評価システム設計とアプリ開発を行います。
チーム⑧(弓削商船高専 奥河董馬さん) ドローンによる災害現場支援システムを開発。画像処理研究や操縦資格取得を進め、今年度はドローンと360度カメラの接続・通信テストおよび安全性確認を行います。
チーム⑨(神山まるごと高専 Underlyチーム) 思考に合わせて変形・動作する群ロボットシステムを開発。試作品は完成済みで、年度後半はロボット動作の安定化と、思考検知精度の向上を目標とします。
チーム⑩(岡山理科大学 毛利真吏央さん) スマホで育成した鶏の卵が実際に届くサービスを開発。法人化や孵化機検証、アプリテストを進めており、今後は孵化機の再検証とアプリ機能の改善に取り組みます。
まとめ
中間報告会では、10組の採択者がそれぞれのプロジェクトについて「いま何ができていて、次に何を目指すのか」を明確に共有しました。分野は多様でも、共通していたのは、現場の課題に向き合いながら検証を積み重ね、確かな形へと磨き上げていく姿勢です。
次回はいよいよ最終報告会。中間で示された現在地が、どのように成果として結実するのか楽しみです。