事業の概要
〈本事業で発掘・育成する「未踏的」人材の定義〉(当社理解)
●未踏人材(IPA定義)
ITを駆使してイノベーションを創出することのできる独創的なアイデアと技術を有するとともに、これらを活用する優れた能力を持つ、突出した人材。
●未踏的人材(当社理解)
下記のAタイプ、Bタイプ、またはAかつBタイプの人材と理解している。AかつBタイプが最も未踏人材に近いと考えられるが、AまたはBタイプの人材も、刺激と仲間次第では未踏人材となり得るポテンシャルがあると判断し、発掘・育成対象とする。
A)IT×創造的アイデア人材
優れたIT技術と独創的なアイデアを持ちながら、自身のポテンシャルに無自覚な人材。
B)イノベーティブなビジネス開発人材
社会に対し強い当事者意識を持ち、専門家を巻き込み目的目標に向けて実行力のある人材。
〈補助事業の目的〉(当社理解)
下記の整理の通り、本事業の第一義は人材の発掘と育成であり、IPA未踏への申請数や起業数、といったプロジェクトの成功よりも、「自らの手で世界を変えたい、変えられる」と考える「人材の育成」が優先事項であると理解している。
また、優先目的2に記載した通り、本事業の成果が他地域での再現可能性も含めて見えてくるまでには時間がかかる。よって、補助金がなくなった後も、発掘活動や育成活動を継続するための運営資金の調達・運営体制の継続のための仕組みを構築することも当年度中に達成すべきことと理解している。
これらの結果として、目的3や4に記載したIPA未踏への申請や起業家の輩出がなされるものとし、あくまでこれらは副次的な目的と位置づける。
優先目的1)
トップIT・起業家人材になり得るポテンシャルを持つ若手人材を地方から発掘・育成すること
優先目的2)
発掘育成の方法に係る仮説検証に少なくとも2年、育成結果が出るまでに、2年~10年の時間がかかると考えた上で、地方における未踏的人材の発掘・育成の仕組みが本補助金なしにも令和6年度以降も継続的に実施される仕組みを地域の産官学金連携で構築すること
目的3)
未踏的人材を発掘・育成した先で、IPA未踏プログラムへ応募する地方若手人材を増やすこと
目的4)
未踏的人材を発掘・育成した先で、独自性・新規性のあるアイデアで、起業する若手人材を増やすこと
〈補助事業のアウトプット目標〉
●人材育成目標
- プログラム前後で参加学生を対象にアンケートを回収し、無関心から起業またはIPA未踏に関心を持った学生の意識変容度合いを測定。
- プログラムエントリー数:50名以上
- コミュニティー参画人数:50名以上
- プログラム採択人数(メンタリング伴走対象):5名ないしチーム(渡航人数が5名であり、採択対象は個人またはチーム。チームで採択の場合は、チームメンバーのうち1名が渡航する)
- 未踏的人材のプロジェクトまたは本プログラム運営全体を応援・支援してくれる企業数:5社以上(企業版ふるさと納税や協賛企業を想定)