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東北から世界へ!MiTOHOKU Program 始動!〜海外研修プログラム in 中国(上海・常州・蘇州)!〜

MiTOHOKU Program(エムアイトウホク プログラム) とは

「MiTOHOKU Program(エムアイトウホク プログラム ※以下省略)」とは、東北にゆかりのある未踏的若手人材を発掘・育成するプログラムです。

プログラムの特長は、
*「海外研修プログラムを通じた世界レベルの経験」
*「起業家・専門家集団によるメンタリング」
*「最大50万円のプロトタイプ開発費支給」

半年間で自身の常識をアップデートし、世界を動かす前人未踏なアイデアを“本気”で生み出し・実現したい東北にゆかりのある方を対象としています。

また、本プログラムでは、運営事務局である株式会社Wasshoi Labを中心に、宮城県(仙台市)・岩手県(一関市・盛岡市)の「産官学金」が連携し、学生のアイデアの実現に向けて越境学習機会と伴走メンタリングをしていく体制をつくりました。
各分野の起業家や専門家からのフィードバック、それぞれが保有するネットワークを活用し、アイデア実現を支援していく環境があります。

また、学生の成長に合わせ、事務局も日々柔軟にアップデートを続けています。

MiTOHOKU Program採択学生紹介

今年度の「MiTOHOKU Program」に参加できるのは最大5組。
初開催となる今年度は6月から募集を開始し、複数回のプログラム説明会を経て、合計30件のエントリーをいただきました。
1次選考(書類選考)、また2次審査(プレゼンテーション)(7月15日開催)を経て、決定した参加学生は以下の5名です。

それぞれの詳細はnoteにまとめているためそちらよりご覧ください☺️

※プログラム開始から2ヶ月、彼らのプロジェクトは常に進化を続けています。
現在は、アイデアを見直し「申請アイデア名」のイメージとは異なる内容で進めているメンバーもいます!


☀️下川 大輝(東北大学大学院医学系研究科博士後期 3年)
申請アイデア名「高齢者のフレイルリスク予測AI画像認識モデルの開発と連携システムの構築」
https://note.com/mitohoku/n/n50f6d9bb4725


☀️鳥居 奎吾(東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士前期 1年)
申請アイデア名「卓上サイズのアーム型脚ロボットの開発」
https://note.com/mitohoku/n/nb9baa108baf1


☀️小川 泰佑(一般社団法人ari /医学部医学科 3年)
申請アイデア名「小児在宅の未来を築く協働プロジェクト 「生きていてくれて心からありがとう」」
https://note.com/mitohoku/n/neaab9fe335d5


☀️清水 紘輔(山形県立東桜学館高等学校普通科 3年)
申請アイデア名「計算機と人間の同化を進めるハードウェアMOTION+」
https://note.com/mitohoku/n/nfbe9d627acde


☀️佐藤 宏夢(一関工業高等専門学校専攻科システム創造工学専攻電気電子コース 2年)
申請アイデア名「新しい発電システムの開発「雨滴発電」」
https://note.com/mitohoku/n/n536489afbceb

海外研修プログラム in 中国レポート①〜学生のテーマに合わせた行程設計〜

9月17日(日)〜9月24日(日)MiTOHOKU Programでは、
プログラム最大の特徴である「海外研修プログラム」を実施してきました!

訪問国は中国。
上海を中心に常州、蘇州と世界の最先端テクノロジーが集まる環境で、中国の商習慣や新規事業に向き合う姿勢、スピード感や価値観を体感してきました。
現地では、15ヶ所以上の企業・大学訪問、様々な分野の専門家へのアイデアプレゼンテーション、
現地起業家・投資家・学生とのディスカッションなどを経験し、過密スケジュールの中、現在の中国で得られる全てを経験し尽くしてきました。

今回のプログラムの最大の特徴は、5名の学生それぞれのテーマ・興味関心を踏まえた訪問先を個別対応して決定したことです。

株式会社Wasshoi Labのグループ会社である株式会社日中BHEコミュニケーションズのコーディネートのもと、
事前に学生との丁寧なヒアリングを重ね、普通なら訪問できないような企業・人と触れ合い、「未踏的な」越境学習機会提供を実現することができました。

<訪問先例>

  • 画像・AI診断技術を用いた無人清掃車でビックデータを取得し、行政コンサルティングも行う会社
  • 汎用性のあるアーム型協働ロボット開発で中国シェアNo1を誇る会社
  • 医療・看護の分野で名高い大学機関
  • 産学連携でできた中国でも最先端のロボット研究所 など

海外研修プログラム in 中国レポート②〜学生自身から生まれた本気のディスカッション〜

本プログラム内では、学生自身の発案からお互いが研修に参加する中で感じた「問い」を共有し合い、ディスカッションを行う時間を設けました。

専門分野が違う5名は、それぞれの訪問先での学びや感じることも様々でした。
その1つ1つを否定することなく、考えや違いを受け入れ分かち合う姿勢が、今回の研修で多くの学びを得られることに繋がりました。

問いの共有では学生それぞれが、

「プログラム初期に提案した自分の本気のアイデアを一度壊したい」
「ずっと見えているのに目を逸らしていた目の前の本質的な課題に改めて取り組みたい」
「自分自身のプロジェクトの遂行とキャリアを両立しようとしていたが本当にそれで良いのか」など、

「表面的な問い」ではない、自身のアイデンティティを壊すような「自身の底にある問い」を学生たちは勇気を持ってその場に出してくれました。

全員でそれぞれの問いに対してジブンゴトになって真剣に取り組む時間から、MiiTOHOKU Programの真価を感じました。
毎日夜が更けるまで対話し、全員にマインドと思考に大きな変革をもたらした時間はかけがえのないものです。

実際にこの問いの時間を経て、大きくアイデアを変更するメンバーも多く、これからのプロジェクト推進が楽しみです。

海外研修プログラム in 中国レポート③〜最後に〜

現在、国内報道では、日中関係に関連する繊細なニュースが出ている中で、今回MiTOHOKU Programでは、最善の安全対策をとりながら中国渡航することを決定いたしました。

学生からは、
「中国に対する印象が変わった、よかった」
「本気で日本の学生を応援したい気持ちが、言語の壁を越えてひしひしと伝わってきた。」
「本気で中国で挑戦できる環境を提供してくれた。」

などの感想があり、実際に触れたからからこそ感じることのできる学びがありました。
これからも常識にとらわれない彼らと共に「未踏的」なプログラムを創っていきます!

学生の今後の変化をお楽しみに!

MiTOHOKU Programの詳細はこちらから↓

◎MiTOHOKU Program note
https://note.com/mitohoku

◎MiTOHOKU Program HP
https://mitohoku.jp/

株式会社Wasshoi Lab 過去の活動レポート一覧

2023年10月
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