テーマは「広げる」。新しい視点に出会う合宿
2025年10月10〜11日、「mocteco/moctech 2025 10月合宿Day1st」を開催しました。
今回のテーマは【広げる】。それぞれのプロジェクトにどんな展開があり得るか、さまざまな可能性を考え、広げていく時間としました。
新しい出会いや発見がある一方で、課題に直面したり、モチベーションが揺らぐ時期でもあります。だからこそ一度立ち止まり、理想の状態を再確認することが大切です。
合宿では、学生たちが互いの挑戦を共有しながら、自分の関心をもう一度言葉にし、アクションプランを見直しました。
進むことも、立ち止まることも、どちらも“挑戦”の一部。そんな気づきに満ちた2日間でした。
広がる視野、つながる問い
合宿では、自分のプロジェクトを“誰と”進めるのか、“どこまで”広げられるのかという問いが飛び交いました。
「この分野の専門家に聞いてみよう」「別の地域で試してみたら?」と、学生同士の対話から新たなアイデアが次々に生まれました。
プロジェクトを動かすことはもちろん、自分の考えを人に伝え、意見を交わすこと自体が次の展開につながる。
moctecoの合宿は、ひとりで考える時間を大切にしながらも、他者の視点に触れることで発想が広がる場です。
「広げる」とは、アイデアを膨らませることだけでなく、人や地域、社会とのつながりを増やすこと。その意味を学生たちは体感していました。
「想いを伝える」ことで、世界が広がる
多くの学生が合宿を通して実感したのは、「自分の想いを言葉にすることの難しさと大切さ」でした。
活動の目的や理想を人に伝えることが、次のチャンスや出会いを呼び込む。
プレゼン練習や日報の共有を通じて、単なる報告ではなく“自分の言葉で伝える”ことに挑戦する姿が見られました。
「伝える力」はmoctecoが大切にする学びの一つ。
自分の中の情熱を他者に届けることで、共感が生まれ、応援が広がっていく。その循環が少しずつ形になり始めています。
仲間と過ごす時間が、原動力になる
「みんなが本気で取り組んでいて刺激を受けた」
「他の人の進み方を聞いて、自分もやろうと思えた」
学生たちは、それぞれの分野やテーマは異なっても、同じ方向を見て努力する仲間がいることが、大きな支えになります。
講師やコーディネーターとの対話だけでなく、学生同士の共有からも学びが生まれる。
mocteco/moctechの合宿は、個人の挑戦を尊重しながらも、互いの熱を交換し合う場です。
挑戦は一人で進めるものではなく、共に考え、支え合いながら形にしていく。
その空気を、学生たちは確かに感じ取っていました。
広げた先に見える、次の一歩へ
Day1stを終えた学生たちは、それぞれのプロジェクトの可能性を広げながら、再び現場へ戻ります。
11月の合宿Day2nd、12月のDemoDay(成果発表会)に向けて、構想を実践へと進めていくフェーズです。
「興味と関心を試しやすい、応援してくれる人がいる北海道をつくっていきたい。」
——NPO法人北海道エンブリッジ代表理事・浜中裕之
立ち止まることも、広げることも、すべては挑戦の一部。
moctecoは、若者が“やってみたい”を試し、地域とともに育てていくプログラムです。
小さな挑戦が、地域に大きな風を起こしていきます。
この冬、挑戦の集大成へ。
北海道の学生10名による成果発表「mocteco/moctech DemoDay 2025」、12/6(土)札幌大通Space360にて開催決定!
▼参加申し込みはこちら
Peatix(参加費無料):https://mocdemo2025.peatix.com/