アオタケプロジェクトとは?
IT×デザインをテーマに掲げ、北海道函館市、青森県、秋田県、福島県を中心に未踏的なアイデアをもち、IT技術を活用しながら社会課題を解決する若手人材の発掘と育成を行うプロジェクトです。東北地方で特に課題となっているプレシード期の支援の仕組みの形成や、スタートアップが自走するための土台の整備を行っていくことを目的としています。
アオタケプロジェクトの採択者には、未踏経験者を中心としたPMの方々が担当としてつき、プロジェクトを進めていくうえで、ご自身の起業経験やIT分野・デジタル分野に精通した専門的な知見をもとに、プロジェクトの進行をサポートいたします。
今年度から新たに函館地域の採択者も加わり、北海道函館市、青森県、秋田県、福島県それぞれの地域から計11チームを採択いたしました。採択者情報、アオタケプロジェクトの詳細につきましては、こちらをご覧ください。
中間発表会について
10月4日(土)、仙台で中間発表会を開催いたしました。本イベントは、進捗状況の共有、PMや他の採択者からのフィードバックを得る機会を設けること、さらにイベント登壇におけるプレゼンテーション能力の向上を目的として設定しております。
当日は、採択者・PMに加えて、アオタケプロジェクトOB、未踏IT人材発掘・育成事業OG、福島県産業振興センターの担当者、報道関係者など、多くの方にご来場いただきました。発表後の質疑応答の時間ではご来場の皆様が、採択者に対して、積極的に質問や意見交換をしてくださったおかげで、中間発表会がより一層盛り上がったと感じております。
採択者による発表の様子
採択者による発表では、プロジェクトを通じて開発中のプロダクトを持ち込んで紹介したり、システムをその場で動かしたりしながら、事業アイデアの説明を進めるチームもあり、成果発表会にむけて着実に事業構想を展開させている様子がうかがえました。
例えば、「プレゼントの箱やメッセージカードのデザインを自動生成するアプリ」を事業内容とする大河内建吾さん(会津大学大学院)は、開発段階で作成したユーザーの好みに応じて自由にデザインの生成ができるプロダクトを用いながら発表を進めておりました。また、「物語と背景設定の自動生成システムの開発」を事業内容とする坂本珠凜さん(公立はこだて未来大学大学院)は、想定ユーザーである作家目線で背景部分を自動生成する工程を見せながら発表を進めておりました。
質疑応答の様子
そして、発表後の質疑応答の時間では、採択者に対してPMや関係者の皆様からの質問に加えて、採択者同士の質問や意見交換が交わされ、終始活発な雰囲気で進行しました。採択者たちは「事業のターゲット層を広げたほうがいいのではないか」「既存商品・サービスとの違いはどこか」など寄せられた質問や意見に対し、ご自身の考えや見解をスライドや資料も活用しながら、適切に伝えられていた様子が印象に残っております。成果発表会への期待が大きく膨らむ、中間発表会となりました。
今後の展望
2026年1月24日(土)に会津にて、アオタケプロジェクトの集大成となる成果発表会が開催されます。昨年度は、福島県や会津若松市の自治体の皆様、また会津若松市に拠点を構える地域企業を中心に多くの関係者にお越しいただきました。成果発表会は、対面・オンラインによるハイブリット形式で行います。ぜひ、皆様のご来場とご視聴をお待ちしております。
事務局としても成果発表会に向けて、採択者の方々の成長につながるイベントや機会を提供し、サポートしてまいります。実際に11月下旬には、成果発表会に向けてプレゼンテーション能力の向上やスライド作成技術の向上を目的とした合宿活動を行う予定です。アオタケプロジェクトを通じて、東北地域の若手人材の発掘、育成を盛り上げていくために取り組んでまいります。ぜひ、今後の活動にご注目ください。
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