■茨城frogsとは?プログラム概要
茨城frogsは、茨城県にゆかりのある学生を対象としたイノベーター育成プログラムです。
選抜された学生が半年間にわたり、テクノロジーを駆使して社会課題を解決するサービスの立ち上げに挑戦し、最終成果発表会「茨城LEAP DAY」でその成果をプレゼンします。
最大の特徴は、知識を一方的に学ぶのではなく、「アントレプレナーシップ(起業家精神)」を体験的に学べること。
研修は、教育現場のリーダー、世界を舞台に活動する起業家/投資家/エンジニア、frogs卒業生など多様な講師陣がサポートし、テクノロジーや社会課題に触れながら自分で問いを立て、解決策を形にしていく力を育みます。
茨城frogsが大切にしているのは「自らの人生を切り拓く力」。
座学では得られない挑戦心や協働の姿勢を身につけられる点こそ、このプログラムの大きな魅力です。
■アントレプレナーシップ研修
プログラム初日の7月5日、選抜された11人の学生が顔を合わせ、最初の研修が始まりました。
テーマは『アントレプレナーシップ』
講師は、元「花王」の部長職から教育現場に転身し、現在、茨城県立下妻第一高等学校附属中学校で校長を務める生井秀一氏。異色のキャリアを持つからこそ語れる「挑戦することの意味」や「自ら道を切り拓く覚悟」に、frogs生たちは強い刺激を受けました。
研修の中では、「失敗を恐れずに挑戦する」「自分の人生を自分でデザインする」という姿勢が繰り返し強調されました。frogs生たちからは「視野が一気に広がった」「この半年間を全力で走り抜けたい」といった声も。
半年間のスタートとしてマインドセットをする時間となりました。

■テクノロジーを知る研修/Sci-Fi研修/Tech研修
『テクノロジーを知る研修』では、AIやロボティクスなどの進化が加速する今の時代に、自分の人生をどう切り拓くかを考え、「10年後の社会はどう変わっているか」をテーマにディスカッション。環境問題、働き方の変化、AIの進化などについて意見を交わしながら、学生たちは未来に対する問いを自ら立てていきました。
『Sci-Fi研修』では、IT業界で数多くのイベントを手掛けるウイズグループ代表・奥田浩美氏を講師に迎え、理想の未来を自由に空想し、現在とのギャップを考えるワークを行いました。本研修を通じて、frogs生は「既成概念を外して考えること」の大切さを体感し、未来を大胆に描くことで、自分たちが創りたいサービスの方向性を探るきっかけになりました。
『Tech研修』では、茨城frogs卒業生で現在はスタートアップ企業のエンジニアとして活躍する里井瑠海奈氏を講師に迎え、AIワークショップを実施。AIを使って関心分野の課題を分析し、その解決策を形にするワークを通じて、frogs生は「最新テクノロジーを社会課題の解決にどう活かすか」を実感しました。

■社会課題と向き合う研修/リーダーシップ研修
『社会課題と向き合う研修』では、NPO法人ミラツク代表・西村勇也氏を講師に迎え、身近な生活課題から国際的なテーマまでを取り上げ、「自分はどの課題に挑みたいのか」を考える研修を実施。frogs生からは「社会のリアルを知ることで、自分の進むべき方向が見えた」との声もありました。
『リーダーシップ研修』では、全国各地で企業や自治体向けにリーダーシップ研修を行うヤマオコーポレーション代表・鬼澤慎人氏を講師に迎え、リーダーシップの本質に迫る研修を実施。「自分をリードする」という言葉にハッとするfrogs生たちの姿が印象的でした。
その他、ビジネス構築研修、プレゼン研修、英語研修なども実施。社会課題をテクノロジーで解決するビジネス構築に必要なことを学び、サービス構築に挑み始めました。

■成長を加速する「東京合宿」へ
次に待つのは、6日間の東京合宿。
ここでは最先端の情報に触れ、世界で活躍する起業家や専門家からサービスに対して直接フィードバックを受けることができます。
frogs生の成長が一気に加速する、この東京合宿。
次回のレポートをどうぞお楽しみに!
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